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サッカー巻、姉さん女優の北川智子とゴールイン!
サッカー巻、姉さん女優の北川智子とゴールイン!



2000年に映画「ざわざわ下北沢」の記者会見をした北川(左)結婚でさらなる飛躍が期待される巻(右)
 サッカー日本代表FWでジェフ千葉の巻誠一郎(26)が、映画やテレビドラマで活躍する女優の北川智子(28)と結婚することが24日、分かった。熊本県の実家にいた巻の父親を直撃すると、「(北川の)名前は聞いています」と語った。泥くさいゴールで知られる巻だが、伴侶(はんりょ)選びは華麗に決めたようだ。

 24日付のスポーツ報知によると、来年1月にも挙式予定という。

 2人は昨年初めから知人の紹介で交際を始め、巻がサプライズ選出された昨年6月のドイツW杯にも現地に応援に駆けつけるなど、知人の間では公認の仲だったという。

 また、関係者によると、巻は今シーズン開幕前に千葉市内にマンションを購入済みとされ、結婚への準備は着々と進んでいるようだ。

 北川は大阪出身で、父親の仕事の関係で小学2年から高校までサイパンで過ごし、同志社大文学部英文科に入学した才媛。1998年、市川準監督に見いだされ、映画「大阪物語」で女優デビュー。2000年の同監督の映画「ざわざわ下北沢」に主演し、山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞した。

 巻は熊本出身で、駒沢大から市原(現・千葉)入り。昨年のドイツW杯でジーコ・ジャパンに選ばれて一気に全国区となり、千葉での恩師でもあるイビチャ・オシム監督率いる現日本代表にも欠かせない存在となっている。

 右足首や胸部などの故障に苦しみながらプレーを続け、3月24日のペルー戦ではオシム・ジャパン初ゴールを、Jリーグでも4月8日に今季初ゴールを決めた。2010年の南アフリカW杯に向けて、北川が心強い支えとなりそうだ。

 巻の父親、昇治さんは夕刊フジの取材に対し、2人の結婚について「聞いていないので、分からないですね」と話し、否定も肯定もしなかった。ただ、北川の名前については「それは聞いています」と認めた。


『 夏姫(沢尻エリカ)という彼女 』

『 F4 Film Collectionマジック・キッチン 』


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おとなもはまるおもちゃ:25件 (1ページ/3)

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《 単行本 》
『 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ-- 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 1,470 (used:¥ 1,300)
講談社(2006/08/26)
通常24時間以内に発送

あさのあつこの『バッテリー』、森絵都の『DIVE!』と並び称される、極上の青春スポーツ小説。
主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短距離走者の親友・連だ。新二は兄への複雑な想いからサッカーを諦めるが、連の美しい走りに導かれ、スプリンターの道を歩むことになる。夢は、ひとつ。どこまでも速くなること。信じ合える仲間、強力なライバル、気になる異性。神奈川県の高校陸上部を舞台に、新二の新たな挑戦が始まった――。

3部作の第1作に当たる本書では、新二がシーズン(春から秋)の1年目を終えるまでが描かれる。競技の初心者である新二の目を通じて、読み手も陸上のいろはが自然と身につく構成だ。見事なのは、競技中の描写。新二が走る100m、200m、400mなどを中心に、各競技のスピード感や躍動感が迫力を持って伝わってくる。特に、本書の山場とも言える4継(4人がバトンをつないで合計400mを走るリレー)では、手に汗握る大熱戦が展開される。
丁寧な人物描写も、物語に温かみを与えている。生き生きと描かれる登場人物たち、彼らが胸に抱えるまっすぐな想い。その1つひとつが、小説全体に流れる爽やかさを生み出し、読み手の心を強く揺さぶるのだ。
何かに、ひたむきに打ち込むこと。風のように疾走する新二や連を追ううちに、読者は、重たい現実を一瞬だけ忘れ、彼らと同じ風になることができるのだ。(小尾慶一)

購入者の感想
【バッテリー・DIVE好きにはたまらない】★★★★
あさのあつこのおすすめコメントを読んで買ってしまいました。

評判に違わず、とても心理描写が細やかで共感できる部分が多くありました。
森絵都の「DIVE!」やあさのあつこの「バッテリー」が好きな方ならぜひお勧めします。

陸上部の新入部員、連・新二の心の動きや部員たちの様子、部活や合宿の様子など学生時代に部活をやっていた私にとっては懐かしく思い出される部分もありました。

顧問の三輪先生のキャラクターもすごくいいです。

これから一気に二・三巻を読破します!


【読みやすさは絶品】★★★★
噂の本、ついに買ってしまいました。

相変わらずこういう学園ものに弱い。
サッカーやってるの良くわかるから、けっこう主人公に共感。
描写などが細かく、知ってる人にはおもしろい。

スポーツを、本気でやったことがある人には、とても指示されるかな。

読みやすい文体は今時で、美しさは、ない。
合理的ともいえるが、懐かしさとか、共感を作るには、文章能力がもう少しないと、
物足りなくなってしまう。
そう、ちょっと幼い文章だな、と思ったりした。

でも、内容的に好みでした。


【主人公と一緒に焦らず・・・】★★★★
 主人公・新二の陸上にかけた、高校3年間の軌跡が描かれている。天才の兄とおさななじみへの憧れや苛立ちなどの心情や、高校の陸上部の人間関係などが目に見えるようでした。
 3巻まで一気に読んでしまったので、はしょりながら読んでしまいましたが、一章一章がそれぞれ一つの話としてまとまっているので、個人的には一つの章をじっくり読んでいくほうが、より味わって読めるのではと思いました。


お宝レアあるかも

《 単行本 》
『 一瞬の風になれ 第三部 -ドン- 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 1,575 (used:¥ 1,350)
講談社(2006/10/25)
通常24時間以内に発送

高校の最終学年を迎えた新二。入部当時はまったくの素人だったが、今では県有数のベストタイムを持つまでに成長した。才能とセンスに頼り切っていた連も、地道な持久力トレーニングを積むことで、長丁場の大会を闘い抜く体力を手にしている。
100m県2位の連、4位の新二。そこに有望な新入生が加わり、部の歴史上最高級の4継(400mリレー)チームができあがった。目指すは、南関東大会の先にある、総体。もちろん、立ちふさがるライバルたちも同じく成長している。県の100m王者・仙波、3位の高梨。彼ら2人が所属するライバル校の4継チームは、まさに県下最強だ。
 部内における人間関係のもつれ。大切な家族との、気持ちのすれ違い。そうした数々の困難を乗り越え、助け合い、支え合い、ライバルたちと競い合いながら、新二たちは総体予選を勝ち抜いていく――。

前2巻の集大成である本書には、大会における競技シーンが多い。そこで読み手の感情を揺り動かすのは、それまでこつこつと積み重ねてきた人物描写だ。1、2巻を読み終える頃、物語の登場人物たちは、もはや他人ではなくなっている。新二の声を枯らした応援につられ、握りこぶしを作って声援を送る読者も多いはずだ。
その興奮、緊張感は、南関東大会でクライマックスを迎える。若きスプリンターたちが大舞台のスタートラインに立ち、ぞくぞくするようなスピード対決が、いま、スタートする。(小尾慶一)

購入者の感想
【号泣】★★★★
この巻も、泣きました。
はい。

とにかく素人とは思えないほどの、リアルな描写が、より感動を高めている。
あらためて、すごいなぁ、と思う。

先がある程度読めたとしても、そんなこと気にならない。
どんでん返しがあるわけでもない。
それでも、先が知りたい、知りたいと思ってしまいます。

だから・・・・・・、不満です。
おおいに、不満です!!

だって、途中ジャン!!
最後まで知りたい。
みんなの走りを、最後まで見たい。
いろんなことが、書ききられないまま、終わるなんて。

・・・さらなる続編を期待したい。


【走り抜けた…】★★★★★
「おもしろい!」
その一言です。
1?3巻まで夢中で一気に読みました。
主人公たちと一緒に駆け抜ける様に。
自分も陸上部で約半年前に引退したのですが、また走りたくなっちゃいました。

最後にあともう少し何か欲しい気もしましたが、前までのおもしろさがあるので満点です。(偉そうですみません。)


【どこまでも、真っ直ぐな青春小説。】★★★★★
仲間がいること、ライバルがいること、ほのかな恋があること、挫折を知ること、努力する大切さを知ること。大人になったら、きっと忘れてしまうそんな時間。そうだ、あのころの真っ直ぐな風のような想いが詰まった自分の感情を思い出しました。

真っ直ぐな青春小説で、「部活」なんて言うほろ甘い言葉、インターハイ!かっこいい!、正統なお話が好きな方が必読です。


お宝レアあるかも

《 単行本 》
『 一瞬の風になれ 第二部 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 1,470 (used:¥ 1,250)
講談社(2006/09)
通常24時間以内に発送

冬のオフシーズンを経て、高校2年生に進級した新二。冬場のフォーム作りが実を結び、スピードは着実に伸びている。天才肌の連も、合宿所から逃げ出した1年目と違い、徐々にたくましくなってきた。新入部員も加わり、新たな布陣で、地区、県、南関東大会へと続く総体予選に挑むことになる。
新二や連の専門は、100mや200mのようなショートスプリント。中でも、2人がやりがいを感じているのが4継(400mリレー)だ。部長の守屋を中心に、南関東を目指してバトンワークの練習に取り組む新二たち。部の新記録を打ち立てつつ予選に臨むのだが、そこで思わぬアクシデントが……。

第2部に当たる本書では、人と人の繋がりに重点が置かれている。新二と連の友情、先輩・後輩の信頼関係、新二と谷口若菜の恋愛模様。第1部で個々の人物を丹念に描き、読者に感情移入をうながしているだけに、皆の気持ちが1つになっていく姿は強く胸を打つ。
特に、一人ひとりがバトンをつなげていく4継の描き方が素晴らしい。自分勝手と思えるほどマイペースな連が見せる、4継への、仲間で闘うことへの執着、意気込み。連のまっすぐな言葉に新二たちがはっとする時、その言葉は読み手の心にもストレートに届くのだ。
本書は、起承転結でいうところの、承句と転句。さまざまな事件、障害、葛藤を経て、スピードに乗った物語は、第3部のフィナーレへとなだれ込む。(小尾慶一)

購入者の感想
【人は集団の中で変化するのだぁ!】★★★★★
いやぁ、もう、泣いた、泣いた。
一ヶ所じゃないですよ、泣いたの。

一人の少年の成長物語といえばそれなのだが、やはり人は、集団の中で、変化していく。

それは、友人であり、ライバルであり、先生であり、親であり、兄弟である。

近い将来、そのかけがえの無いものの価値を知る時が来る。
もちろんそれは今かもしれないが、もう少し先かもしれない。

誰もが、そのことを知っている。
そこに心動く人が、感動を共有できます!


【2巻は泣きますよ。】★★★★★
泣きますね、この巻。
いろいろな事が起こって、新二も大変だと思います。
1巻とはいろいろ変わって、新二も2年になります。

部活って、1年はまだできてなくて、2年で出来てきて、3年でかんせいするんですよね、技術が。
私は中学で部活を変えたことがあるんですけど、大変です。
周りの同級生はもう1年やってるから当然力はあるし、かといって下級生と一緒にやるわけでもない。

この本には励まされます。


【明るく楽しく爽やかだけじゃないところが、青春ぽくていい。】★★★★★
春野台高校の陸上部で中心的存在になるほど成長する新二。
陸上にも興味を持つ母。
気まぐれでワガママだったのにリレーに賭ける熱さを見せる連。
おっとりしているが陸上への愛情をひたむきに育てている谷口若菜(と、彼女へ
抱く新二の初々しい恋心)。
新しく入ってきた個性的な後輩。
と、陸上中心の新二の高校生活はますます充実していく。
しかし、自慢でありコンプレックスだったエリートJリーガーの兄に試練が。
危うくなる兄弟の関係。ばらばらになりかける家族。

というわけで、陸上に対しての新二のひたむきさや部活のメンバーの個性は
ますます増して魅力的な2巻。兄の試練、それに向かい合う新二の苦悩は、
体ひとつで立ち向かうしかないスポーツで生きてゆく厳しさを、スポーツと無縁の
私にも感じさせた。つらかったけど読み応えのある感じは前巻より強かった。
さわやかなスポーツにかける青春の影の部分も感じられて、リアリティが増して。
そしてそういう影があるからこそ、光あふれるグラウンドで走る彼らは
まぶしいんだろうな、とも思った。
これを読んだら3巻すぐに読みたくなるので、そちらもポチっと一緒に
買っておくのがお勧めです。


お宝レアあるかも

《 文庫 》
『 しゃべれどもしゃべれども 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 620 (used:¥ 300)
新潮社(2000/05)
通常3〜5週間以内に発送
購入者の感想
【「リズムのよい文章は読みやすい」の典型】★★★★★
何気なく手にとって読み始めたら止まらない。
要因はひとつ!話しも面白いが、なんたって文章のリズムがいい!
落語家である主人公 三つ葉の語りで進むのだから、落語調でテンポがいいともいえるが、いや、実際、リズムよく文章を書き進めるには書き手の技量が不可欠だ。
スイスイ文章を読み進めていくうちに、「この書き手、ただ者ではない・・・!」と思い知った。
登場人物はみんな無器用で、要領の悪い奴らばかり。
読んでいるこちらかすると、「お前、なんでそれがわからないのだ!」と意見してやりたくなりたくなった。
でも、それくらい無器用で、正直な奴らばかり出てくる話なので、各人物に愛情も湧く。
「頑張れ!もうちょっとだ!」と応援しながら、話しを読み進めることができる。
読みやすい文章で読者を惹きつけ、応援したくなる登場人物を描く作者、なかなかの手練れである。


【無い自信を付けるには?】★★★★★
 基本的には二つ目の落語家・今昔亭三つ葉を主人公にした人間模様なのだが、
あるきっかけで『話し方』を会得する為に主人公から『まんじゅうこわい』
を習う事になった一癖も二癖もある登場人物たちを描いている。

・緊張するとイップスになってしまい、吃音が出てしまうテニスコーチの従弟
・性格の取っ付きは悪く、いまいち素直になれない女
・勝ち気で自分たちの世界で戦う(決して『いじめ』とは認めない)関西弁を操る子供
・現役時代はヒール役で代打の切り札だったが、舌足らずで解説もろくに出来ない元プロ野球選手

 彼等4人に共通しているのは『自分が本当に手に入れたいものが手に入って
いない』ということだ。それに教わっている彼らだけではなく、三つ葉自身も
高座の時は無意識でも語る事が出来るのに、柄にも無く自分が好きな人に思いを
打ち明けることが出来なくて悩んでいる姿が切ないながらも何だか可愛らしい。
 他人には何でも無い事でも、本人にとっては大問題で、そんな事を互いに
思っているさまが滑稽に見えるが、自信をつけるとはどういうことか?自信を
つけるにはどうすればいいか?と言う事を考えさせられる。
 ちなみに原作では三つ葉が挑む師匠の十八番は『茶の湯』なのに、映画の
公式サイトでは『火焔太鼓』になっているのが気になるけれど…。


【プロセスに掛ける情熱が,この物語の良さ】★★★★
普段暮らしを着物で通し,喧嘩っ早くて女に疎い。ある日,そんな男のもとに悩める仲間が押しかける。落語の稽古をつけてはみるも,仕事に恋に落ち込んで,教えるどころの騒ぎじゃない。26歳の二ツ目噺家・今昔亭三つ葉をめぐる,奮闘の物語。

結論から言うと,各人の悩みが解消されたとは言い難い。それでも,何かが少し変わっていて,前向きに生きていこうという兆しが見える。これまで読んだ作家に例えるなら,重松清的な読後感を,荻原浩風の楽しいキャラ立てと,松樹剛史風の淡い恋愛描写で描き出した,という印象です。ラストがやや安直な気もするけど,大きな問題ではありません。

プロセスに掛ける情熱が,この物語の良さかな。とりわけ上方落語を必死に覚える村林少年と,人に教える傍ら,自らも師匠の十八番に挑戦する三つ葉には,応援する言葉のひとつも掛けたくなります。クライマックスの高座シーンは,自分も客席に居る気分になれます。


お宝レアあるかも

《 文庫 》
『 サマータイム 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 420 (used:¥ 249)
新潮社(2003/08)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【佐藤多佳子さんの原点!】★★★★★
「サマータイム」を初めて読んだのは、単行本刊行時だから15年以上も前! まだ十代で夏が一番好きだったわたしは、この季節に対して抱いていた気分・・・眩しさ、烈しさ、特別なことが起こりそうな高揚感、夏の終わりとともに感じる寂寥感・・・などが、見事に描かれていることに感激した。エピソードのひとつひとつが鮮烈で目に浮かぶよう。進、佳奈、広一ら登場人物がみないとおしい。文章が輝いている。この作家さんに一生ついていく!と思ったものだ。

それから長い長い時を経て、夏は苦手になった。それでも本書に描かれた海のゼリー、キョウチクトウの群れ、台風の日のプール、自転車、連弾、右手だけの力強いサマータイム・・・などは全く魅力を失っていない。自分にとって最高のイメージの夏が、本書の中にある。

本書には四季をテーマにした4作品が収められているが、そのとおり季節はうつろう。どんなに輝いたかけがえのない時間も留め置くことはできない。そのやるせなさが滲み出ている。けれど、確かに刻まれたものが永続性をもつこともまた真実だ。デビュー作(公募新人賞受賞作)で、この二点が矛盾しないことをうつくしく強烈な物語によって証明した著者はやっぱりすごい。

表題作以外の作品ももちろんすばらしい。人が人に向ける微妙な感情を丁寧に描いている。小道具、エピソードがどれも印象的。とても力強く、かつ、結晶のように繊細なきらめきを放つ作品集だ。


【言い表せない感情。】★★★★
中学生の時に読んで以来、とても印象に残っている作品でした。
特に、この作品に出てくるジャズに影響されて今ではジャズが好きになるくらい。
ボウル一杯の青いゼリーを作るシーン、あれが一番好きです。
あの時期の、なんとも言えないような、複雑な気持ちを表せる作家じゃないかな。
最近読み返してみたけど、あの時に感じたものはやっぱり思い出せなかったです。相変わらず、独特の空気は好きですけど。
読むべき時期に読む本、それがこの小説だと思います。


【色彩が、メロディーが、心が煌く】★★★★★
4篇からなっています。主な登場人物は伊山佳奈、進の姉弟、浅尾広一、千田義人です。
第1篇のサマータイムでは、進は17歳になっていますが、大半は11歳の時を回想する内容になっています。その時佳奈は12歳、広一は13歳です。そして最後の10ページ足らずが現在になっています。このなかの最後2ページがクライマックスです。
第2編から4編は第1編にでてくる主な登場人物の像をストーリーを通して描いています。子供たちはそれぞれ大人びていますしキャラクターも魅力的です。佐藤多佳子の他の作品を読んでみたくなりました。
森絵都さんの解説がとても上手です。


お宝レアあるかも

《 コミック 》
『 しゃべれどもしゃべれども 』 佐藤 多佳子,勝田 文

価格:¥ 560
白泉社(2007/04/27)
近日発売 予約可

お宝レアあるかも

《 文庫 》
『 神様がくれた指 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 860 (used:¥ 300)
新潮社(2004/08)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【静が動を凌駕する】★★★★
出所したばかりのスリ、辻牧夫。女装の占い師マルチェラこと昼間薫。出所直後、あろうことかスリグループと接触、けがを負わされた辻を昼間が助けた縁で二人は知り合い、同居することになる。辻はスリグループ(少年少女のグループだ)を追う。そのうちの一人に昼間の客の少女がいて・・・

長編で登場人物も多く、物語の起伏が激しいが、辻と昼間の二人のシーンが図抜けていい。なぜ一緒にいるのか、何にひかれているのかわからない、とらえどころのない距離感。その距離感を詰め、ゆるやかにつながりを形成し、互いに大事な存在として認め合っていく様がべたつかない文章で丁寧に描かれ、胸があつくなる。昼間は感受性が強く、かつ思索的な人間。さらに二人ともなかなか素直になれない性分で、ややこしい心の動きがたっぷり読める。隅々に目配りが利いており、実に周到。一言一句見落とせない。
気に入ったところをひとつあげるなら、昼間が辻を愛する女性・咲に好意をもちながら、咲と正面から向き合うよう辻へ忠告するシーンか。びりびりと伝わる緊張感、痛々しさ、切実さ・・・
また、辻のスリの手技、昼間の占い、殊にタロットの手並み、二人の仕事ぶりの見事な表現も特筆に値する。

後半は、スリグループを探し出した辻と彼らとの対決。咲も加わり、生命も危ぶまれるような大事件に発展する。その中に昼間の客の少女もいるだけに、複雑な状況に陥る。惜しむらくは、その事件の緊張感が、辻と昼間の相対するシーンの緊張感に負けていること。別の言い方をすれば、現象よりも心の扱いのほうが、圧倒的にうますぎる作家なのだ。辻と昼間、二人の間にある「静」の緊張関係と、事件における「動」の緊張関係が拮抗するほどだったら・・・傑作になったかもしれない。それがひどく残念で、星をひとつ引いた。



【悪戯みたいな純粋さ】★★★★★
 右手が疼く。
 スリの主人公である辻牧夫が”仕事”を働くシーンの楽しさ、面白さに私の右手は疼いてしまったのだ。もちろん、スリは犯罪である。才能も練習も無くやったら、100パーセント捕まるだろう。
 では天分があって、職業としての訓練を積んでいたら? スリの視線とその心を読ませてくれるのだから、それだけでもツマラない訳が無い。  本作にはもう一人主人公が居る。マルチェラの源氏名(と言うのだろうか? そもそも何故お水の名前が源氏と関係あるのだろうか? ホストなら平氏名なのだろうか。本作とは関係の無い話だ)を持つ占い師、昼間薫。超能力が無い占い師であることに、疑問と罪悪感を持っている若者だ。 スリと占い師、全く関係の無い二人に共通するもの。 ”神様がくれた指” 片方は、しなやかな手付きで盗みを働く為に。 片方は、混ぜたタロットに意味を持たせる為に。
 物語は、スリの辻が出所したシーンから始まる。 血の繋がりがない”お母ちゃん”に迎えられ、お母ちゃんの家へと帰る途中に事件が起こる。 冴えない女子高生、二組のカップル、筋肉質の男。 彼らに”スリ取られ”無かったのなら、辻と昼間が出会うことさえなかったのだ。 そしてマルチェラの”客”である一人の女子高生。 辻と昼間。二人の行く末を占うタロットカードに出るものとは、
 ご自身の目で、是非ともご覧あれ。


【スカッ】★★★★★
やっぱり、佐藤多佳子さんの描く人物たちは皆、最後までその人の特徴がつかめなくて、どこかぼんやりとした雰囲気でつつまれていて、それでもやはりその人たちに引き込まれてしまう。
それだけ、佐藤さんの描く人物には大きなエネルギーを持っているのだと思います。

とにかく、この話にはスリルがあって私は第2章後半あたりからぐんぐんと引き込まれていきました。
主人公、辻牧夫が“仕事”ならぬ“スリ”をしている場面は、こんな事を言ったら不謹慎かもしれませんが、とても気持ちのいい爽快感があって、スリという仕事を単純に面白いなぁと思ってしまいました。
実際に自分が被害を受けたらこんなのんきな事は言っていられないでしょう。
が、それでもやはり、この本を読んでいると自然と『面白い』と思いたくなってしまうのです。
後半部分は、まさに“ハラハラドキドキ”という言葉がピッタリくるような場面ばかりで、一気に読めてしまいます。
夏の暑いひと時に、一気にスカッと読めるこの本をオススメします。


《 文庫 》
『 黄色い目の魚 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 660 (used:¥ 148)
新潮社(2005/10)
通常3〜5週間以内に発送
購入者の感想
【素直に、自分と向き合わせてくれる】★★★★★
「限界とか見えちゃいそう」だから「マジになる」ことからぎりぎりまで逃げている絵の得意な悟と、
キライなものばかりで、家族とも友達とも関係を上手くつなぐことができないみのり、
2人の「16歳」を、交互に一人称で描いていく物語。

美術の授業をきっかけに、2人は「描く、描かれる」関係を築いていくことで、
それぞれが成長しながら、恋よりももっと特別のつながりを見つける――
少し目を背けたり、あっちこっちと戸惑いながらも、
自分の厭な部分もきちんと受け止め、自身を肯定できるようになる、
その過程が丁寧に、生き生きと、きっぱりと巧みな挿話の積み重ねのなかに、描かれています。

嫌いだけれども好きという手に余る気持ち。
受け入れてくれることへの嬉しさと、でもそれが一瞬にして崩れてしまうかもしれないという不安。
真剣に向かいあってくれる人がいることがどれだけかけがえのないことか。
読んでいると、たくさんの気持ちが容赦なく押し寄せてきます。

本の帯には「高校生の恋愛グラフィティ」とありますが、
定義したり、説明しようとした途端にこの小説のよさがことごとくこぼれ落ちてしまいそうなので、とにかく、読んで欲しいと思います。


【たった一人を】★★★★★
途中で読むのを止めたくなる小説がある。本書にも何度「もう止めたい」と感じたことか。あまりにも痛切で、胸苦しくて・・・いい大人が高校生の恋模様に何を今更、と思うが、本書は年齢不問の超越的な恋愛小説なのだから仕方ない。

主人公は、16歳の木島悟と村田みのり。はじめに小5の木島の章と中1のみのりの章があり、高校2年で同じクラスになったところで物語は本格始動する。各々の視点で交互に6章が描かれる。

16歳はバランスの悪い年齢だ。大人になりかけの過渡期。自分の気持ちが定まらない。感情の針が激しく振れる。エネルギーが充満して出口を探している。そんな時期に、サッカーと絵を描くことが好きな木島と、描けないが絵が大好きなみのりが出会う。二人は揺れながら、揃わない足並みで、けれど真剣に心を通わせていく。文章もセリフもなんてセンスがいいのだろう。それ以外にないような文言が連ねられていて、二人がひかれ合っていく理由が、プロセスがわかりすぎるほどにわかる。泣きたくなる。
障害もある。アクシデントもある。年齢相応の悩み―自分の核となるものの模索、可能性と向き合うことへの怖れ、友人関係・・・そういったものを忽せにしないことがリアリティを生む。リアリティと言えば、二人を結びつける「絵」の扱いの丁寧さ。著者の『しゃべれどもしゃべれども』の落語もそうだが、人と人との間に介在する素材をとことん書き込む作家だ。どちらがメインかわからないぐらい徹底して。この点でもって凡百の恋物語と一線を画するのだ。

多くの人間の中からたった一人を選び、その人に選ばれ、長い約束を交わすことがいかに大変なことか。恋は易くない。本書を読めば嫌でもそれを知らされる。


【人生の通り道】★★★★★
誰とも群れない人、必ずクラスに一人はいる。
私自身、いつも一人でいた。
そのせいもあってか、主人公たちの生き様がひしひしと伝わってきた。

中学生ではない、大学生でもないからこそ抱える悩み、感じること。
一つ一つがリアルに描かれている。

友情・恋人といった既成の概念に捉われない主人公の関係もストーリーに一役買っている。


お宝レアあるかも

《 文庫 》
『 スローモーション 』 佐藤 多佳子,ゴトウ ヒロシ

価格:¥ 567 (used:¥ 395)
ジャイブ(2006/06/01)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【生きにくい時期の物語】★★★
動作がスローで高校で浮いている及川周子。彼女と「元ワルのライダー」である兄との関わりに巻き込まれていく主人公・千佐。

千佐は観察者だ。クラスメイトを観察し、少し複雑な家庭を観察し、折り合いをつけるべくコントロールして生きている。そんな自分をハンパ者と呼ぶ。泳いでいる時だけ、「身体をゼロにする。頭をパーにすることができる」。「毒素が抜ける」のだそうだ。

周子は違う。あくまでスローなペースを貫く。千佐は周子に関わるうち、彼女のスローな動作にはある理由があることを知らされる。まるで鈍感な変わり者のようでいて、透明な繊細さと激しさを隠しもっていた周子。彼女を知るにつれ、千佐は戸惑う。ただの鈍い女の子だったらいいのにと思う・・・

この物語は、他人の内面に踏み込む違和、表面的でない人間関係を結ぶ怖さといった、思春期に多くの人が経験するテーマを含んでいると思う。やがて周子は転校し、千佐の前から消える。けれど確実に千佐の心の中にいる。兄と周子の短いつきあい、周囲への抵抗、そのみじめにもがく姿を「綺麗な絵」として思い出す。二度と会えないかもしれないけれど、確かな痕跡を残す人。誰にでもそういう人が一人はいるのかも知れない。


【良品。】★★★★★
やっぱり女子高生の口語調文体は好きになれない。が、むかついても読んでいるうちに忘れてしまうのがよい作品。主人公は「机を並べて弁当を食べる〈一般人〉」を嫌い、ヤバくワルぶるっているグループにいる。だけどちゃんと部活もしている。ヤバがられるのは〈特別〉でもなんでもなくて〈ハンパ〉なだけというのも自覚している。そのへんの「ズレ」に折り合いがつかずに揺れている。そこに及川という存在が立ちはだかる。彼女はスローモーションで動くし、しゃべる。からかわれたり変な噂立てられたり、ひとりぼっち。でもゆっくりと動く、言い返さない。たぶん、主人公はそうした態度に「ズレ」のなさ、あるいは「強さ」を感じたのではないだろうか。ところが、及川は家の問題児「ニィちゃん」と付き合っていることが発覚。この二人の気になる存在を通して主人公の青春が揺れるさまが描かれている。寂しいようでいて、きもち、力強い。


【佐藤多佳子さんの作品の会話、心の中の描写がいい。】★★★★
ハンサムな22歳の異母兄、一平は女たらしでだらしなく生活力も無い。主人公は15歳の女高生で、兄さんには色んな感情を抱く。主人公の同級生に動作もしゃべりもトロイ女の子、及川がいる。及川の家庭は訳ありで一人住まいをしている。そのマンションに一平が転がり込む。ここらから主人公の一平、及川への理解が深まってくる。
いつもの事ながら、佐藤多佳子さんの弾むような文体に魅了されます。


お宝レアあるかも

《 単行本(ソフトカバー) 》
『 ハンサム・ガール 』 佐藤 多佳子,伊藤 重夫

価格:¥ 630
理論社(1998/07)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【著者のスポーツ小説の原点!?】★★★★
『一瞬の風になれ』が話題の佐藤多佳子さんにこんな物語がありました。こちらは野球。

  女の子が野球やっちゃいけないの?
  実力だけじゃ認めてもらえないの?
元プロ野球選手をパパにもち、コントロール抜群のサウスポーに育った小学生の女の子、二葉。彼女の奮闘、男であっても女であっても素敵な子「ハンサム・ガール」をめざす日々が、いきいきと書かれていて楽しい。

でもそんな二葉も、パパが主夫兼ベビーシッター、ママがバリバリのキャリアウーマンという「逆転夫婦」に抵抗を感じている。パパもママも大好きなのに。
矛盾である。それに気づき受け入れていく過程が、二葉がメンバーとしてチームに認められていく過程と重ねて描かれる。
子どもにとって大人が超越的な存在でなく、悩み、傷つく人間として書かれ、家族で課題を乗り越えていこうとするところが著者らしい。あたたかい家族の物語でもある。

初版は1992年理論社刊。時間がたってもおもしろいものはおもしろい。小学校高学年ぐらいからの皆さんにおすすめです。


【がんばれ、女の子!】★★★★★
小学五年生の二葉の家族は「えらくヘンテコリン」。元プロ野球選手にして、現在は専業主夫のパパ。大阪に単身赴任中、バリバリのキャリアウーマンのママ。BFに夢中なお姉ちゃん…は、まぁ普通。そして野球が大好き!で、男の子ばっかりの野球チーム「アリゲーターズ」に入団希望の二葉。そんな二葉の毎日がいきいきと描かれた、まさに青春小説!です。

「男子」とか「女子」とか、そういう風に分かれてくるのって、そういえばこのくらいの頃だったなぁ…。なんだかなつかしい気持ちになりました。

そして、こんなふうに「自分の家が他の家と違う」っていうことを、なんだか恥ずかしく思っちゃう気持ちも、確かにあったなぁと思います。パパのこともママのことも大好きなのに、でも隠したくて、そんな自分がイヤで。二葉の葛藤する気持ち、よくわかります。そんな二葉を見守り、励まし、いつも味方でいてくれるパパとママ。うらやましくなっちゃうくらい、ステキな家族です!



お宝レアあるかも


お宝レアあるかも


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《 単行本 》
『 イグアナくんのおじゃまな毎日 』 佐藤 多佳子,はらだ たけひで

価格:¥ 1,260 (used:¥ 1,000)
偕成社(1997/10)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【生き物を飼うすべての人に】★★★★★
産経児童出版文化賞・日本児童文学者協会賞・路傍の石文学賞受賞作。なんとすごい。でもまあそれはある意味どうでもいいのです。本当はこの本を紹介するのに賞の名前など列挙する必要などなく・・・

イグアナを飼うことになった一家の物語。イグアナは、飼育に大変な労力を要する生き物。それをなかば騙され、押し付けられた小竹家の奮闘が、11歳の樹里の視点で描かれています。この珍しい生き物の生態と、それを迎え入れた一家の生活ぶりがたっぷり読める一冊です。生き生きした文章と、セリフにぐいぐい引き込まれます。はらだたけひでさんのイラストもとてもかわいい。

生き物が家族に加わると、その生活は多かれ少なかれ変化します。とりわけイグアナのような特殊な生き物であれば、飼い主たる人間の方も相当変わらないではいられません。大げさに言うなら家族崩壊にもつながりかねない事件の連続。そんな中で樹里は、パパとママはどんなふうにイグアナと関わっていくのか・・・樹里はこの生き物とどうつきあう?弱腰のパパは?トカゲ大嫌いのママはどうなる? イグアナの生態とともに、人間の生態も覗くことができる・・・これはそうした物語なのです。

本書は児童文学ですが大人でも十分楽しめます。イグアナに興味があってもなくても、さらに言うなら、生き物を飼うすべての人に読んでいただきたいと願います。悲しい末路をたどるペットが絶えない世の中を少しだけ変えられるかもしれない、そんな力を秘めたすぐれた作品です。


【爬虫類が苦手な人(私もそうです)でも楽しく読める本です!】★★★★★
 十一歳の少女の家に、イグアナがやってきた!
 けれどイグアナは愛らしい表情を見せるでもなく、世話は困難で、絶対逆らえない上司で叔父の預かり物…。

 しかも登場人物は甘ったれで生意気な樹里、叔父に絶対逆らえないパパ、爬虫類嫌いでヒステリックに文句を言うママ――と、何だか先行き不安ですが、実際この家族はイグアナのせいで日々イライラがたまり、笑っていられないほどになってしまいます。
けれどまあ、そこはどうにかこうにか上手く行くわけです。物語だから上手く行くに決まっているのですが、劇的な素晴らしい展開ではなく、ほんとに「どうにかこうにか」って所が、リアリティーがあり、とても面白いのです。
 書き方も巧く、飽きさせずに幾度も笑ってしまうストーリー展開になっています。

 樹里の生意気で軽快な語り口調で読み進めれば、きっと爬虫類が嫌いな女性でも、いつのまにか馴れて、なんとなく好きになって、最後にスカッと笑って面白い!と言うこと間違いなしのお話です。


《 単行本 》
『 黄色い目の魚 』 佐藤 多佳子

価格:¥ 1,575 (used:¥ 98)
新潮社(2002/10)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【学生時代の思い出と共に・・・】★★★★★
本の評価をするときに人それぞれ違った表現を使うと思う。
私の中では、本の感想を言うときの一番の褒め言葉は「またいつか時間が経って読みたい本」である。
高校時代にこう感じて、数年経って、今またこの本を読んでみたい。物語を覚えていても読みたい本はある。
そして、この本はいつかまた読みたかった本で、今読みたい本だ。


【たった一人を】★★★★★
途中で読むのを止めたくなる小説がある。本書にも何度「もう止めたい」と感じたことか。あまりにも痛切で、胸苦しくて・・・いい大人が高校生の恋模様に何を今更、と思うが、本書は年齢不問の超越的な恋愛小説なのだから仕方ない。主人公は、16歳の木島悟と村田みのり。はじめに小5の木島の章と中1のみのりの章があり、高校2年で同じクラスになったところで物語は本格始動する。各々の視点で交互に6章が描かれる。

16歳はバランスの悪い年齢だ。大人になりかけの過渡期。自分の気持ちが定まらない。感情の針が激しく振れる。エネルギーが充満して出口を探している。そんな時期に、サッカーと絵を描くことが好きな木島と、描けないが絵が大好きなみのりが出会う。二人は揺れながら、揃わない足並みで、けれど真剣に心を通わせていく。文章もセリフもなんてセンスがいいのだろう。それ以外にないような文言が連ねられていて、二人がひかれ合っていく理由が、プロセスがわかりすぎるほどにわかる。泣きたくなる。
障害もある。アクシデントもある。年齢相応の悩み―自分の核となるものの模索、可能性と向き合うことへの怖れ、友人関係・・・そういったものを忽せにしないことがリアリティを生む。リアリティと言えば、二人を結びつける「絵」の扱いの丁寧さ。著者の『しゃべれどもしゃべれども』の落語もそうだが、人と人との間に介在する素材をとことん書き込む作家だ。どちらがメインかわからないぐらい徹底して。この点でもって凡百の恋物語と一線を画するのだ。

多くの人間の中からたった一人を選び、その人に選ばれ、長い約束を交わすことがいかに大変なことか。恋は易くない。本書を読めば嫌でもそれを知らされる。

文庫版の表紙は木島とみのりの後姿。単行本の表紙の方が自分にはしっくり来る。二人の姿は、あくまで文章の中と、読者それぞれの心の内にあればいいと無意識に思っているためかもしれない。



【入り込める世界観】★★★★★
私が某高校の入試を受けた時に国語の現代文(小説)で"からっぽのバスタブ"の
一部が問題として出ていて、友達と普通に話してる様な『若者語』?みたいな
文体が新鮮で、図書室に借りに行きました。
書かれているのは、目を見張るような冒険話じゃなくて日常の「ありふれた事」
なんだけども、だからこそ世界に入りやすくて、心に響くような滲みこむような
暖かさが味わえる話だと思います。
大学入試終ったら絶対買おう・・・。


お宝レアあるかも

《 単行本 》
『 九月の雨 』 佐藤 多佳子,毬月 絵美

価格:¥ 1,260 (used:¥ 199)
偕成社(1993/05)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【少女に戻ってもう一度みる夢】★★★★★
単行本『サマータイム』の続編。「九月の雨」「ホワイト・ピアノ」が収められている。文庫版では、『サマータイム』一冊にまとまっている。

7年前、事故で左腕と父親を失った16歳の広一。やるせない気持ちと、母の恋人に対する複雑な心の動きが描かれた「九月の雨」。

12歳の時に広一と出会って恋をし、喧嘩別れしたまま14歳になった佳奈の物語、「ホワイト・ピアノ」。古いピアノの音色に心がほどけていく。
冬の公園で、広一を思いながら12歳の佳奈は考えるのだった。
「私は、早く大人になりたいと思った。
大人になれば、つまらない喧嘩をしたり、つまらない手紙をもらったりしないだろう。こんな冬の日にぴったりの、好きな色のコートを買って、一番好きな人と手をつないで、風の中を一日中だって歩ける」
果たして大人になってみればどうだろう。自分に照らせば、まったくもって佳奈の考えるようにはなっていない。好きな人と手をつないで歩くどころか、気に入りのコートを見つけることすらままならない。しかし、この部分を読むと激しく共感してしまうのはなぜだろう・・・・・おそらく、少女の心に戻って未来の自分を夢みてしまうからなのだ。

このシリーズには、取り戻せない少年少女の日々が、うつくしいイメージで保存されている。自分は佳奈でも広一でもないけれど、そのイメージは普遍的で、読めばいつでもあの頃に帰れるのである。

 


【『サマータイム』の続編です。良いです。】★★★★★
『サマータイム』の続編です。今回の主人公は左腕と、父親をを交通事故で失った広一くんの方です。
だから、進くん(前作の主人公)の時と比べ、いきなり世界が重たいです。
母親に新しい恋人が出来て、戸惑っている10代の少年の心情が読み手のこちら側にとても伝わってきます。
後半は、進くんの姉の佳奈ちゃんから見たお話で、広一くんからうけた世界観みたいなものが、佳奈ちゃんの胸の中で膨らんでいて、弾けだしそうになっている。そして、それを自分らしく受け止めていく様が、美しく描かれています。


【あたたかい本です。】★★★★★
友人にすすめられて手にしたのですが本当にあたたかい本でした。2編のお話がおさめられていてどちらも何だかなつかしいような神聖な気持ちになります。特に私はホワイトピアノというお話が大好きです。自然と音楽が聴こえてきそうな空気感に包まれます。装丁もとってもきれいでずっとずっと大切にしたい本です。

お宝レアあるかも

《 単行本 》
『 サマータイム 』 佐藤 多佳子,毬月 絵美

価格:¥ 1,260
偕成社(1993/05)
通常24時間以内に発送
購入者の感想
【佐藤多佳子さんの原点!】★★★★★
表題作は89年度の「月刊MOE童話大賞」受賞作。加えて同賞の最終候補に残った「五月の道しるべ」の二篇が収められている。「四季のピアニストたち」という副題がつけられ、続編として『九月の雨』(表題作と「ホワイト・ピアノ」所収)が刊行された。手持ちの初版本とアマゾンさんの商品情報が微妙に違うので(初版本はMOE出版から。90年7月刊行)、版元の事情か何かで再発売されたのだろう。

当時、まだ十代で夏が一番好きだった。そしてこの季節に対して抱いていた気分・・・眩しさ、烈しさ、特別なことが起こりそうな高揚感、夏の終わりとともに感じる寂寥感・・・などが、見事に描かれていることに感激した。エピソードのひとつひとつが鮮烈で目に浮かぶよう。進、佳奈、広一ら登場人物がみないとおしい。文章が輝いている。この作家さんに一生ついていく!と思ったものだ。

それから長い長い時を経て、夏は苦手になった。それでも本書に描かれた海のゼリー、キョウチクトウの群れ、台風の日のプール、自転車、連弾、右手だけの力強いサマータイム・・・などは全く魅力を失っていない。自分にとって最高のイメージの夏が、本書の中にある。

季節はうつろい、どんなに輝いたかけがえのない時間も留め置くことはできない。そのやるせなさが滲み出ている。けれど、確かに刻まれたものが永続性をもつこともまた真実だ。デビュー作で、この二点が矛盾しないことをうつくしく強烈な物語によって証明した著者はやっぱりすごい。とても力強く、かつ、結晶のように繊細なきらめきを放つ作品集だ。


【影の主役、ピアノの「サマータイム」が聞きたくなる。】★★★★★
とても素敵な友情が描かれている作品です。
これって、本の帯にも書いてあるのですが、本当にジャンルは『童話』なのでしょうか?
左腕のない広一くん。そして『ぼく』こと進くんと、進くんの姉の佳奈のひと夏の思い出です。
「ピアノ」が影の主役なのですが、そのピアノの旋律が聞こえてくるようなふしぎな感覚になれる本です。


【透きとおるようなみずみずしい夏の物語。】★★★★★
八月の強烈な陽射しや色鮮やかな夏の景色が見えてくるようです。読み終わると夏の日差しを体いっぱいに浴びたくなるような、進、佳奈、広一、三人の青春の物語。ミントゼリー、夾竹桃、赤い自転車、そして右手だけの力強いサマータイム!

19:40 | タクティカルロア | comments(0) | trackbacks(1)|流行りもの||
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